あらゆるビジネスに存在する「コンセプト」。
コンセプト次第で競合と一線を画し、新たな収益につながります。今回は、秀逸な事例とともに、コンセプトをどのようにアレンジすればいいのかをご紹介していきます。
【儲けのしくみ】ビジネスモデル構築の極意の第19回のテーマは、前回に続いて「コンセプト」。
あらゆるビジネスにはコンセプトが存在し、それが大きな差別化を生み出す源泉となり得ます。今回は秀逸な実例を3つ、そしてコンセプトのアレンジについてご紹介しましょう。
秀逸な事例
先月待望のPS5が発売され、転売問題や品薄で大きな話題をさらいました。そのプレイステーションのソフトでひと際異彩を放ち、優れたコンセプトを持っているのが、7月に発売された、
「Ghost of Tsushima」
https://www.playstation.com/ja-jp/games/ghost-of-tsushima/
です。
ソニー・インタラクティブ・エンタテインメント（SIE）の子会社サッカーパンチプロダクションズ（米国）が開発し、発売からわずか3日間で全世界発売本数が240万本に達した、プレイステーション4のゲームソフトです。
そのコンセプトは、「時代劇」。
鎌倉時代に起きた元寇をモデルに、初戦の舞台となった対馬で、一人の武士が蒙古の大軍に戦いを挑むまさに時代劇そのもののアクションゲームです。
ゲーム画面はさながら黒澤映画のようで、とても米国の会社が作ったものとは思えないほど細部に至るまで精緻に作りこまれています。
「concept marry」
https://concept-marry.me/
結婚に関するビジネスといえば、もっぱら婚活や結婚式そのものが大半です。
そうした中、「席次表」「招待状」に特化し、大きな話題を生み出しているのがこのサービスです。
席次表、招待状がWEB化されたことによって、結婚式当日前からオリジナルのお迎えができるほか、本来なら面識のないゲスト同志が事前にお互いを知ることができるなど、従来の結婚式にはなかったユニークさを実現することができるのです。
「サマリーポケット」
https://pocket.sumally.com/
3月の緊急事態宣言の中で多くの人が取り組んだものの1つに「家の片づけ」があるそうです。
片づけを行えば、当然不要不急のものがたくさん出てきます。そうしたときにありがたいのがトランクルームサービス。すでにたくさんのサービスが存在しますが、そうした中でひと際目立っているのがこのサービスです。
従来のトランクルームといえば、その名の通り、トランクルーム1つをまるまる借りるものでした。
その常識を覆し、トランク単位ではなく、「ダンボール単位」にしたことで、
- ・利用価格の低減（1箱250円から）
- ・利便性の向上（ダンボール単位での出し入れ）
を一度に実現し、見事な成果につながっています。
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December 11, 2020 at 06:00AM
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【儲けのしくみ】ビジネスモデル構築の極意 〜第１９回 コンセプト②〜 - KaikeiZine
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