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北軽井沢で「タキビケーション」を。焚き火ができるビジネス合宿施設「TAKIVIVA」がオープン - INTERNET Watch

焚火をメインとしたビジネス合宿施設「TAKIVIVA」がオープン

 日本最大級のキャンプ場「北軽井沢スウィートグラス」を運営する有限会社きたもっくが9月1日、ビジネス合宿施設「TAKIVIVA(タキビバ)」(群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢1990-5647)をオープンした。あわせて株式会社スコラ・コンサルトが監修するビジネス合宿サービス「TAKIBIcation(タキビケーション)」も提供する。

ファイヤーピットのほか、かまどや囲炉裏も。施設内は屋内外ともWi-Fiでカバー

 TAKIVIVAは、その名のとおり、焚火をメインとしたビジネス合宿施設。敷地内には、薪火と炭火を使い、日本古来の「かまど」や「囲炉裏」の真価を再認識できるような場を目指した「炊火食房(たきびしょくぼう)」、30~50人の大人数で囲むことができる直径9mのファイヤーピット「炎舞台(えんぶたい)」、5~6人と少人数で囲み、焼きマシュマロなども作れる「火野間(ほのま)」といった、実際の火や焚火を使った施設が用意されている。

「炊火食房」では地元の食材を使って、協同作業で食事を作れる
火を囲んでミーティングなどが行える「炎舞台」「火野間」

 さらに屋内施設としては、複数人でミーティングも行える「SHELTER(シェルター)」や、宿泊施設として個室の寝室「ReGo(りごう)」も用意されており、泊まり込みでのビジネス合宿を十分行える施設となっている。

屋内施設には80人規模のグループが着席できるホールも用意されている

 施設内の通信環境としては、TAKIVIVAエリアの屋内外いずれの施設もWi-Fiでカバーされており、パソコンやタブレット、スマートフォンを持ち込んでのミーティングや課題の取り組みにも対応している。

焚火は「本音で話し合う場」に最適、組織が進化するきっかけに

 きたもっく代表取締役の福嶋誠氏は、TAKIVIVAを企画したきっかけについて「年間10万人が訪れるキャンプ場を運営していて気が付いたのは、キャンプ場は家族が再生するための場作りとなっていること。そこからTAKIVIVAの発想が生まれ、社会に存在するさまざまな集団、目的を持った集団組織が、その活力を再生するための場作りはできないか」と説明。

キャンプ場は「家族が再生するための場づくり」と考えたのが、「TAKIVIVA」を企画したきっかけに

 ビジネス合宿サービス「TAKIBIcation」を監修するスコラ・コンサルト代表取締役の辰巳和正も「会社が進化していくことの原点に『本音で話し合う』ということが重要。TAKIVIVAはその、本音で話し合う場として最適」と話している。

焚火を観ながら、本音で話し合う場を提供し、組織が進化していくきっかけにしたいとのこと

「焚火ディスタンス」で3密防止

 TAKIVIVAの企画は昨年からスタートしており、新型コロナウィルスの影響が出る前から進められていた。しかし福嶋氏は、「焚火を使ったコミュニケーションは、すでに3密を防ぐ仕組み『焚火ディスタンス』が備わっている」と、施設内での活動には大きな影響はないとしている。

 焚火ディスタンスには3つの要素があり、1つは野外空間で行うため「密閉」しないこと。さらに焚火を介することで、自然と人との距離が取られるため密接しなくなる。また、TAKIVIVAの敷地面積は約1万平方メートル(3300坪)と広く、人の流れや密度をコントロールしやすくなっているため、安心して企業合宿などのイベントが行えるという。

「焚火ディスタンス」で3密を防いで、企業合宿が行える

合宿前の事前準備からアフターフォローまでサポート

 TAKIVIVAを使ったビジネス合宿「TAKIBIcation」を企業が利用する際には、これまで数多くの企業合宿などのアドバイスを行ってきたスコラ・コンサルトの監修が受けられるのもポイント。合宿の約2カ月前から事前準備として、プログラムの提案やファシリテーションのノウハウ/スキルを提供。さらに当日はウェブ会議や現地での支援も受けられ、ビジネス合宿を円滑に進めることができる。また、合宿後のアンケートやミーティングといったフォローも行われるとのこと。

スコラ・コンサルトが提供するサービス

 利用料金は人数やサポート内容によって異なるが、TAKIVIVA自体の宿泊料は、1泊1日2食付きで2万5000円/人(税別)。ただし、一棟貸しの団体向け施設となっており、詳細は別途見積もりとなっている。また、TAKIBIcationと組み合わせて利用する場合は、20人規模で1泊2日、「事前準備サポート」「アフターフォロー」付きという内容で、およそ70万円。

 団体旅行などが催行しにくくなっている昨今、企業研修をどのように行うかは大きな課題となっているが、その1のかたちが「TAKIVIVA」と「TAKIBIcation」ということになりそうだ。

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September 11, 2020 at 12:55PM
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