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新型コロナウイルス感染症の陰性、陽性を診断する検査ビジネスに新たなプレーヤーの登場が相次いでいる。化学品大手の東ソー<4042>は2020年8月7日から新型コロナウイルス検査試薬の販売を始めた。
これに先立つ7月31日には、富士フイルムホールディングス<4901>傘下の富士フイルム和光純薬(大阪市)が、唾液から1時間で新型コロナウイルス遺伝子を検出することのできるPCR向けの試薬と検出キットを発売。
化学品メーカーのデンカ<4061>も8月13日から、15分で新型コロナウイルス感染の陰性、陽性が分かる新型コロナウイルス感染診断キットの販売を始めた。
これら製品によって検査体制は拡充される見込みで、いつでも手軽に新型コロナウイルスの感染確認ができる日は近づきそうだ。
40分で新型コロナウイルスを検出

東ソーの検査試薬は同社の自動遺伝子検査装置専用で、簡便な操作で、新型コロナウイルスを40分ほどで検出できる。
前処理をした検査対象物を装置にセットすれば、その後は全自動で新型コロナウイルスのRNA の有無を判定できるため、医療や検査従事者の作業負担の大幅な軽減につながる。
同社では現在、全自動化学発光酵素免疫測定装置向けの新型コロナウイルス抗体検査試薬の共同開発も進めており、早期の販売にこぎつけ検査ビジネスを拡充する。
機器普及とともに広がる安心感

デンカのキットは特別な検査機器を必要とせず、一般の医療機関でも新型コロナウイルス感染の有無を簡単に診断できる。
生産能力は1日最大10万検査分で、販売提携先の大塚製薬(東京都千代田区)も9月1日に発売する。
同社では現在、新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスの両方の感染を同時に診断できる機器の開発を進めているほか、判定時間のさらなる短縮などにも取り組んでいる。

富士フイルム和光純薬の試薬は、少量の試薬を唾液などに加えるだけで煩雑なRNA抽出、精製工程を簡略化でき、前処理時間がこれまでの約1時間から10分ほどになる。
キットは新型コロナウイルスの遺伝子とヒトの遺伝子の両方を検出することで、偽陰性を防止できるようにした。
現在新型コロナウイルスの感染確認はPCRが中心だが、なかなか検査能力が増えないため、気軽に検査を受けることができない。
検査時間の短縮や偽陰性防止などの特徴のある検査機器が広く出回れば、機器の普及に合わせて安心感も広がりそうだ。
文:M&A Online編集部
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August 16, 2020 at 04:53AM
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