次世代通信規格「5G」が日本でもNTTドコモの3月25日を皮切りに商用化が始まった。サービス開始にあたって5G向け料金プランを発表したが、注釈が5つもつくような最安料金がホームページに表示されていた。安く見せる工夫は認めるが、担当記者でも自身が申し込んだときの料金がいくらになるかすぐ分からない。「注釈ビジネス」から携帯業界は脱却すべきだ。
ドコモの5G向けの大容量プランの月額料金はホームーページによると4480円(税別)。ただしドコモのdカードによる支払い、家族で3回線以上、5G対応機種が必要など5つも小さな注釈がつく。サイトをよく見ると割引前の料金7650円が小さく表示されていた。
KDDIのサイトも同様。3460円とさらに安い価格が目を引くが、同居家族4人が条件など適用割合はかなり限られる。ソフトバンクは4G料金にプラス1000円と分かりやすいが、4Gの料金プラン表示は様々な割引を適用した場合の価格を前面に出している。
「携帯電話料金に関する事例が圧倒的に多い」。消費者庁幹部を取材した際に聞いた言葉だ。携帯電話の保有台数は1人1台以上を超え、身近なものだ。それだけに月々の携帯料金に消費者は敏感で、消費者庁に様々な意見が寄せられている。
商品の値札に注釈を重ね、レジに持っていくまで実際の価格が分からないスーパーやコンビニがあるだろうか。記者の買い物経験で携帯料金ほど注釈が踊る表示に出合った記憶はない。
料金表示のわかりにくさは「料金プランでしか差別化できないためだ」(通信大手幹部)。他社との比較を容易にさせない工夫とも解釈できるが、消費者視点に立てば即刻改善すべき案件だ。(企業報道部 新井重徳)
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April 03, 2020
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ドコモ、5G料金わかりにくく 注釈ビジネス脱却を - 日本経済新聞
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