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今年の夏も猛暑になるのか?ビジネスパーソンにおすすめの高気温対策アイテム5選 - @DIME

近年の猛暑を受け、熱中症対策や日焼け予防など「高気温」対応のグッズが増え、市場も活発化している。ビジネスパーソンは生産性を下げないためにも、高気温対応グッズを積極的に使いたい。トレンド評論家の牛窪恵氏が注目のグッズを紹介する。

94年間で平均気温1.4度上昇

日本気象協会によると、昭和元年から令和元年(1926年~2019年)の94年間で、日本の平均気温が1.4度上昇したことがわかっているという。

また、猛暑日の出現日数は、1920年から10年刻みで日数を確認すると、平成以降は急激に猛暑日が増えていることがわかっているそうだ。特に2010年代の10年間は1980年代と比較すると猛暑日の日数が4.6倍にも及ぶ。

2020年1月、気象庁は2019年の日本の年平均気温が、1898年の統計開始以来で最も高い値であると発表した。

さらに世界気象機関(WMO)は、2019年の世界の年平均気温(基準値との差)が史上2番目の高さであり、15~19年の5年間、10~19年の10年間の平均気温はいずれも過去最高であると発表。日本だけでなく世界全体で見ても多くの研究で高気温化が認められている。

トレンド評論家・牛窪恵氏が注目する「高気温対応」市場

高気温化は、熱中症リスクが高まるほか、活動時間や活動効率が制約されるなど、生産性の低下の原因にもなる。だからこそ、その対策を講じて夏の生産性向上を図る、「高気温対応」のグッズの新規開発が活発化していると、トレンド評論家の牛窪恵氏は予測する。

「日本の四季は、春のお花見や秋の紅葉狩りなど様々な風物詩を生み、詩や絵画の題材になるなど独自の文化を育んできました。ですが近年、夏季の高温多湿化や冬の暖冬傾向が進み、春と秋が短くなる流れにあります。冬の寒さはまだ、何枚も衣服を着こむなどで回避しやすいのですが、夏の暑さからくる不快感は、集中力や生産性の低下を招くほか、熱中症など深刻な健康被害に繋がる可能性も。逆に言えば、だからこそここ数年、多くの企業が夏の“高気温対応”市場に参入し、創意工夫や技術革新によって、新たなカテゴリーを生み出してきたのです」(牛窪氏)

近年の気温上昇により、日本では具体的にどのような変化が生じ、どんな商品が売れているのだろうか?

「マクロの部分では『気温上昇』⇒『温暖化』⇒『エコ、節電(省エネ)』などの意識の高まりから、マイカーよりカーシェアリング、洗濯乾燥機よりコインランドリーなど、「シェアリング&節約」の意識が高まっています。

また、ミクロの部分では昨年のヒット商品であるポータブル扇風機やファン付き作業服、日焼け止め、冷却スプレーや冷却タオルが売れています。また『清涼シューズ』や『清涼&ウォッシャブルスーツ』も、市場を大きく拡大していると思われます」(牛窪氏)

ビジネスパーソン必見の高気温対応グッズ

ここで牛窪氏が注目する「高気温対応」グッズを見ていこう。

1.日焼け止め

資生堂アネッサ「パーフェクトUV スキンケアミルク a」

日焼け止めの代名詞にもなっているアネッサブランド。その代表商品「パーフェクトUV スキンケアミルク a」が2020年に大幅リニューアルした。

その中でも、高気温対応といえるのが、この日焼け止めに搭載されている「サーモブースター技術」と呼ばれる世界初の技術。塗布した日焼け止めが太陽の熱などで温められると紫外線防御成分が膜内で均一に広がり、紫外線防御効果が高まる。

過酷な環境下で紫外線防御効果が低下しにくいだけでなく、効果が向上するというのが画期的な点となる。

熱エネルギーセンサーが熱を感知すると、紫外線防御成分と共に塗布膜中で均一に広がり、整った状態を維持。このため、紫外線防御成分がその能力を十分に発揮できるようになり、紫外線防御効果が向上する。

2.冷感/温感ガジェット

ソニー「REON POCKET(レオンポケット)」

クラウドファンディングで熱望された ソニーの「REON POCKET(レオンポケット)」 は、ソニー運営のクラウドファンディングサイトで話題になった。背面ポケットに端末を装着し、スマホと専用端末をBluetooth(R)接続で連携させ、直接首もとを冷やしたり、温めたりすることができる。接触冷感・接触温感なので冷温感を得やすく、快適性を得られるそうだ。

3.ハンディファン

スパイス「Wfan(ダブルファン)ver.2.0」

昨年猛暑にハンディファンが大ヒットし、100円均一ショップなどでも在庫薄となったことが話題になった。その中でも2019年2月~9月の累積販売台数60万台を突破したスパイスの「Wfan(ダブルファン)」は、首にかけたり、卓上に置いたりしてまわす携帯用扇風機だ。2020年夏に向け、髪の毛などを挟み込みにくい新形状のファンに改良され、風力がアップし、ファンにつながるアームの向きが自由に変えられるようになった。今年の夏も便利に活用できそうだ。

4.スーツ

涼しくてひんやりと着心地の良いスーツも注目を集めている。

●D'urban「MONSOON」

「高温多湿なアジア型気候に対応する夏向けスーツ」として1995年に開発が始まった。D'urban(ダーバン)の「MONSOON(モンスーン)」は、天然素材であること、ソフトでハリがあり、かつ軽いこと、型崩れしにくいこと、ウエットクリーニングに対応した仕様であることをコンセプトに、通気性に富んだビジネスウェア。ジャケット、パンツ、シャツ、ポロシャツなどがそろっている。

●ONLY「HOME WASH AIR」

ONLY(オンリー)の「HOME WASH AIR(ホームウォッシュエアー)」は、1mあたりわずか165gの軽量ウールポリエステル生地を使用し、芯地にはメッシュ素材に樹脂加工を施すことで通気性と軽量性、さらに高級な天然毛芯に匹敵するハリを備えるオリジナル芯地を採用した。吸湿速乾機能もあり、汗でスーツが肌に張り付くのも防止できる。

5.靴

リーガル「ストレートチップ(エアローテーションシステム)」

猛暑には靴も爽やかに履きたい。そんなビジネスパーソンの思いに答える靴が出てきた。

リーガルコーポレーションが独自に開発した「リーガル エアローテーションシステム」は、歩行から生まれるエネルギーで、空気を靴内に送り込み循環させる。靴内部材には透吸湿性に優れた革素材を採用している。

高気温が続く近年、ビジネスパーソンとしては、こうした高気温対応の商品を積極的に活用して、熱中症対策と生産性向上を狙いたい。

【取材協力】
牛窪恵さん
1968年東京生まれ。修士(MBA/経営管理学)。今年4月から同大学院の客員教授に就任。1991年、日本芸術学部 英語学科(脚本)卒業後、大手出版社に入社。フリーライターを経て、2001年4月、マーケティング会社インフィニティを設立。同 代表取締役。トレンド、マーケティング関連の著書多数。「おひとりさま(マーケット)」(05年)、「草食系(男子)」(09年)は、新語・流行語大賞に最終ノミネート。現在、NHK総合「所さん!大変ですよ」、フジテレビ「ホンマでっか!?TV」、読売テレビ「ウェークアップ!ぷらす」ほかでコメンテータ等を務める。05年より、財務省 財政制度等審議会専門委員。05年度より、日経新聞MJ広告賞選考委員。ブログAmeba公式「牛窪恵の『気分はバブリ~♪』」https://ameblo.jp/megumi-ushikubo/

取材・文/石原亜香利

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April 06, 2020 at 04:51AM
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