株式会社ラクス(本社:東京都渋谷区、代表取締役:中村崇則、以下ラクス)が提供するクラウド型経費精算システム「楽楽精算」は、2020 年 4 月 1 日(水)より、アマゾンジャパン合同会社(本社:東京都目黒区)が提供する法人・個人事業主向けのビジネス購買専門サイト「Amazon ビジネス」とのデータ連携を開始することを公表した。
業務まわりの負荷を軽減
「Amazon ビジネス」は、様々な規模や業種の法人や個人事業主が利用できる購買専用サイトとして、2017年9月に日本でスタートした。法人限定商品を含む数億種類の品揃え、一部商品での法人価格の適用に加え、請求書払いや承認ルール設定、週末の受け取り設定、購買分析・レポート機能など、調達・購買に特化した様々な機能やサービスを提供している。
一方のラクスが開発・販売する「楽楽精算」は、交通費、旅費、出張費など、経費にかかわる全ての処理を一元管理できる SaaS(クラウド)型の経費精算システムだ。「社員が申請⇒上司が承認⇒経理担当者の精算処理」という一連のワークフローを全て電子化することで、業務効率の改善や、人的ミスの防止を実現できるサービスとなっている。
連携で商品の調達・購買もよりスマートに
ラクスが開発・販売する「楽楽精算」は、経費にかかわる全ての処理を一元管理できるクラウド型の経費精算システムで、2019年9月には販売開始から10年の節目を迎えた。多くの企業・公共団体の経費精算についてヒアリングを重ねる中で、作業の効率化が期待される項目は交通費、次いで出張費や物品購入費となっており、その期待に応えるべくこれまでも多くの新機能の開発・アップデートを行ってきた。今回の「Amazon ビジネス」とのデータ連携により、商品の調達・購買の精算における手入力の排除が可能となるという。
「Amazon ビジネス」を通じて購入した商品に関するデータを「Amazon ビジネス」上から CSV 出力し、「楽楽精算」に取り込むことで自動的に申請データ(明細)が作成されるようになる。商品名や金額、個数といった情報を1件1件、手入力する必要がなくなり、申請者の物品購入時の経費精算にかかる時間を大幅に削減することができるそうだ。また手入力による打ち間違え等のミスが削減されるため、申請内容の確認を行う承認者や経理担当者の手間や「ミスを指摘しなければならない」ことへの精神的な負荷も軽減され業務フロー全体の効率化が期待できるとしている。
バックオフィスの生産性向上を
同社ではデータ連携に至った背景として次のように述べている。
「ラクスでは、IT 技術によりバックオフィス業務を改善する『BO Tech』の活用を推進しています。単純作業にかかる工数をBO Tech の活用により大幅削減し、本来の業務に専念できる環境をつくることでバックオフィスの生産性向上をめざしています。経理担当者をはじめとしたバックオフィス部門の“真の働き方改革”の実現に向け、『楽楽精算』の機能強化を進める中で『Amazon ビジネス』とのデータ連携を開始することとなりました」
今回の連携で業務まわりの煩雑なフローをシステムの力で軽減することが可能となりそうだ。これはバックオフィスの生産性向上という意味ではもちろんBtoB ECのさらなる加速という意味でも有意義なものとなりそうだ。
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