2020年09月14日10時48分
ソフトバンクグループ(SBG)は14日、傘下の英半導体設計大手アームの全株式を米半導体大手エヌビディアに売却することに合意したと発表した。売却額は最大400億ドル(約4.2兆円)。SBGはアームを最重要投資先と位置付けていたが、高額での買収提案に応じた。今後は、売却で膨らむ手元資金の使途が注目される。
ソフトバンクG、非公開化検討 資産売却後に戦略再考―英紙報道
売却は英国や中国、米国などの規制当局の承認が必要で、2022年3月の手続き完了を目指す。
エヌビディアは、売却資金を現金と215億ドル(約2.3兆円)相当の自社株で支払う。これによりSBGはエヌビディアに6.7~8.1%程度出資し、大株主となる。孫正義会長兼社長は14日、「エヌビディアの主要株主として、アームの長期にわたる成功に投資していく」と表明した。
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