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SCSKとNTTデータ、コンテナセキュリティ領域におけるビジネスに関する業務推進を開始 - クラウド Watch

 SCSK株式会社と株式会社NTTデータは16日、コンテナ管理オープンソースソフトウェア「Kubernetes」環境向けのセキュリティモニタリングプラットフォーム「Sysdig Secure DevOps Platform」について、ビジネスに関する共同での業務推進を6月から開始したと発表した。

 NTTデータでは、Kubernetes環境において、アプリケーションは物理的なサーバー配置やネットワークから切り離され、抽象化された形で管理されるため、従来型のサーバー単位で監視する仕組みや、IDS/IPSといった境界型防御のみでは、内外からのアクセスによる各コンテナの不正な振る舞いや改ざんの検知、脆弱性のチェックまで行うのは難しいのが実情だと説明。

 こうした課題に対応するとともに、さらなるビジネスの強化・拡大に向け、Kubernetes環境の詳細なモニタリングと包括的なセキュリティの提供を可能とするSysdig Secure DevOps Platformの販売パートナー認定をSCSKから取得したとしている。SCSKは、Sysdig Secure DevOps Platformの国内総代理店で、導入コンサルティングサービス・運用・保守サービス(24時間365日)を行っている。

 Sysdig Secure DevOps Platformは、各コンテナ内部のアプリケーションや、Kubernetesのリソース状況および健全性、コンテナ間通信を完全にモニタリングし、視覚化することで、迅速なトラブルへの対応を可能にする。また、コンテナに潜む脆弱性の発見や、不正アクセスなど異常検知時のコンテナ制御のほか、Kubernetes上でのコマンド履歴をすべて記録可能なことから、サイバーセキュリティにおけるフルフォレンジックを実現する。

 NTTデータでは、Sysdig Secure DevOps Platformの活用により、コンテナ化したアプリケーションのトラブル対応の迅速化、セキュリティの向上が可能となり、より堅牢なKubernetes環境の実現が期待できるとしている。

 SCSKとNTTデータでは今後、共同セミナーの開催やプロモーション活動を通じて、Sysdig Secure DevOps Platformの販売を拡大するとともに、クラウドネイティブコンピューティング技術を活用した顧客のデジタルトランスフォーメーション支援を行っていく。また、NTTデータは、キャッシュレス決済総合プラットフォーム「CAFIS」への適用を皮切りに、自社クラウドサービスである「OpenCanvas」のコンテナ基盤提供サービスへの適用など、Sysdig Secure DevOps Platformの導入を順次進めていく。

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